テーマ:社会

歳を越す 3

大晦日から元旦にかけてさして大きな変化があるわけではない。 掃除もほどほど、年賀状もほどほど、料理もほどほど。 しかし、底流では昨日明日というよりもおおきな動きがあり、その動きを見据え、身構える気持ちになる。 進みすぎたグローバル経済、そこで進む人々の分断化。 こんな風にいってしまえばあまりに月並みだけれど。 世界人口の1…
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1860年から80年、1940年から80年・・・

中原中也の最後の数年間を追いかけている。 20代の終わり、1930年代に、時代は文芸などで生きていけるようになっていないと、外務省の書記官をめざしてようやく東京外国語学校2部に入る。 しかし、時代はさらに先、共産党員一斉摘発、226事件、太平洋へと展開される全国民的戦争へとむかう。 中也はその直前で亡くなった。 明治維新が1…
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不都合な真実、好都合な虚偽

 むかし、仲間内での会話の後、一夜明けてみると、あれはなかった、あれはまちがいだった、あれはうそだったと強弁を繰り返す人々がいた。一人ではない。二人、三人と。そして、一度きりではない、二度も、三度も。眦を決し、ほほはこわばって。ああ、どこかで指令されてきたのだな、「自分たちが勝つ、自分たちが上に立つ」という運動論のもとにシナリオを作って…
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グローバル経済の果て

 アメリカを拠点にしていたジム・ロジャーズが、中国語圏に移住し、娘たちに中国語を習得させ、投資の対象も中国に焦点化したという情報を得たのはもう2年ほども前のことだった。初めから日本向けに書かれた新書版だった。  いま、アメリカと中国で、そして世界で起きていることをどう見たらよいのか。  グローバル経済の仕切手たちは大国の中枢に座る人…
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ロミオとジュリエットの謎

地元名士とその一族が一堂に会する場所。 音楽、ダンス、食事、おしゃべり・・・ そこで出会った少年と少女が惹かれ合う。 少年には当然のことに両親があり、兄弟もいる。 かれらに護られている。 少女にも彼女を護る一族がいる。 しかし、彼も彼女もそのことに無頓着である。 なじみのない人への好奇心。 …
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身近な山林を護る 大井幸子さんのお話から

NSP 藤原直哉さんのYOUTUBE チャンネルで配信された対談。 今日は簡単に。 招かれた大井幸子さんは長くアメリカで金融の仕事をしてきた人。 配信された対談の中では日本に帰ってきて彼我の比較をあれこれしてくれている。 帰国後関与したある住宅建築企業の活動についての話が中心となった。 三重県で地元の木材を切り出し、それを用い…
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傍目八目

 少年時代、まわりにいた少年諸氏は今考えてみると賢人揃いだった。  傍目八目、おかめはちもくというけれど、対局している当事者とまわりにいる観察者、それぞれ、どこ まで見通しているか、相互にわかるものだろうか。将棋はおろか、囲碁にも素養のなかった当方にはそんなことを言われても合点がいかなかった。  ようやく何十年もたって、彼らの賢…
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母性のディストピア 読書雑録 1

 強者と弱者を父および母と表象化することは問題の抽象化にとって障害となる。  なんらかの意味で「権力」を持った相手と対峙するときにも、関係の構成員は互いにそこでの「力」とは何か、場を構成するそのほかの「力」の要素とは何かを慎重に判断する必要がある。  だって僕は正しかったんだと泣いてもはじまらない。夢の国に逃げても問題は解決しない。…
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9月半ばの月曜日

銀行に預けたお金が心配だという家人を、少し離れたところにある店舗に運ぶ。 電子決済回路を不正に新設し、お金を動かすという事件が続いているらしい。 電子決済が進まない、日本は遅れている、ハンコ文明が社会の動きを阻害していると騒がしい。 そのいっぽうでのこの騒ぎ。 結局、電子空間上ではなく、現実の店舗に出かけ、現状を確かめる。 現…
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亡霊が跋扈する世界

戦に負ける。 敗軍は地下に潜り、新しい人格に上書きし、次の世界を生き延びる。 過去の自ら、そしてそれに連なる己自身の影を消す。 過去の夢は彼らの現在に形を変え、肥大化する。 消された過去の上に上書きされた夢。 われわれは負けてはいない。 われわれは正しかった。 新しい帝国をわれわれは築く。 亡霊が築く大帝国が、現…
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宇野常寛 2017 母性のディストピア 集英社 2019 母性のディストピアⅠ Ⅱ 早川文庫

2019年の文庫版には、 本書は、2017年10月に集英社より単行本として刊行された作品を、大幅な加筆訂正のうえ、二分冊で文庫化したものです。 とある。 三島由紀夫、江藤淳、村上春樹。 母性のディストピア … 妻を「母」と錯誤するこの母子相姦的想像力は、配偶者という社会的な契約を、母子関係という非社会的「家族的…
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もう一人のあなたから

戦争が終わって75年。 戻るつもりのない小型航空機を身にまとい突入した少年。 操縦技術も燃料もないまま闇の海を突き進んだ少年。 あれは自爆テロ。 向こう側にいるもう一人のあなたのもう一つの絶望と恐怖。 人を生かす仕組みを持たぬ人と世界への。 敗色濃い自軍へ届く降伏勧告。 国内の都市という都市への空爆を経て。 IG…
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夏の終わりの日曜日 

8月も残り一週間ほど。 最高気温37度という日々が続いた。 今日こそは雷雨がやってきて、涼しくなるかと期待したが、結局最高気温36度まで上がってしまった。 日曜日に出かけることにしている洋食店は長い夏休みのさなか。 結局、どこにも出かけず、一日仕事場で過ごした。 朝は簡単な掃除、ベランダで植物の手入れをし、少し荒っぽく散水。 …
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呪いという肥大化した欲望と依存

宇野常寛の3年近くの著書 母性のディストピア が今朝届いた。 宇野常寛 1978年生まれ  ディストピアとはユートピアと対置した言葉だろうか。 全編、キラキラした言葉で埋まっている。 最新のアニメを並べ。 さてどうしたものか。 著者よりも30年も長く生きて来た当方は、たとえば表題のような簡単な言葉をつ…
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宇野常寛 水曜日は働かない 5 2020年7月29日

標記の記事をWEB上で見つけた。 これはその記事を読んだうえでのもう少し違った視点の展開といったものである。 少し前の「花」さん、そして「テラスハウス」に寄せた現代メディアについての評論を展開している。 多くの他者からの賞賛と自己確証を求めての処理不能なほどの情報の応酬。 あなたは間違っている。 私は正しい。 そこで…
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L'Éclipse 1962 太陽はひとりぼっち

この映画がアントニオーニ監督の作品であることを忘れていた。 原題は日食というべきか。陽の翳りとすべきか。あるいは・・・ 興行効果を狙ったと見える邦題は感傷的で、映画の乾いた感覚には合わない。 主要俳優がアラン・ドロンだったので、ルネ・クレマン監督の太陽がいっぱいにあわせて、つけたものかもしれぬ。 公開が1962年というか…
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あなたを愛することができないのはあなたが悪いのでも私が悪いのでもない

こんなに僕が愛しているのに君は僕のことを振りむいてもくれない 追いまわしたあげく、逃げ回り、嫌悪の態度を示す相手に憎しみが積り、相手を否定する かわいいわが息子が慕い続けた相手が姿を消す 息子の落胆ぶりに狼狽する こんなに息子が愛しているのにふりすてていくなんて不当だ 周りの人もどうか相手に制裁を加えてほし…
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俺たちが日本村を仕切っている

検察庁の有力者と有力新聞の記者との違法な付き合いが問題とされ、しかし結局不起訴となったという知らせがはいる。 それを評論するYUOTUBERと元有力紙の記者の動画で、政治家、官僚、新聞記者、・・・と首都を中心として活動する人々の動きが語られる。 公式ではない人々の交流の中でやり取りされる情報。その中で事柄の行く末が図られ、広…
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パブリックな人が提供するコモン 内田樹さんの橋本治論

 内田樹さんが暮らしの手帖で橋本治さんの仕事について文章を寄せている。  そのことをYOUTUBEを聞いていて知った。  そういえば、と暮らしの手帖の最新刊を確認した。少し前に「金つぎ」の記事にひかれて購入していたのだが、手をつけずにそのままになっていた。  一年半ほどまえに亡くなった橋本治さんは、「とめてくれるなおっかさん、…
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嘘の共犯

政治家の履歴詐称を示唆する本と雑誌記事が世に出る。 長い間くすぶり続けてきた。 しかし、大手新聞もテレビも取り上げないらしい。 らしいというのは、自分で確かめてみたわけではないからだが。 よくはわからないものの華麗な履歴。 それをこころのどこかでは眉に唾をつけながら、信じ込んできた。 いや、はやし立てて来た。 まるで有名ブ…
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隣家の火事を知らずまた自家の火事をも知らず

天安門事件45運動46年、天安門事件後31年。光州事件40年。 カンボジア ポルポト政権の時代。 火の手があがり、必死の思いで鎮火する。 あちこちに飛び火しないように覆いをかける。 伏せられたはずの火の手が映像となって遠くへ運ばれる。 人道的見地から外部の力を借りる・・・ 民族自決のために外部の力を排除する・・・ …
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暗闇からナイフ

現世は、いつ暗闇からナイフが突き出されるかわからない世でもある。 ひとしれず、解決のできない毒を抱え、火花を散らし、ナイフを振るわねばおさまりのつかない人もいるのやもしれぬ。 暗闇に潜む不幸に、私たちは気づくことはできない。 せめては母たちの、やさしいことばの切れ切れを。 やさしいことば ・・・・家族の…
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緊急事態宣言・外出自粛緩和 14日目および15日目

新型感染症流行に伴う規制措置が当地で緩和されてすでに3回目の週末となるらしい。 らしい・・というのは、振り返ってみても人々の動きが変則的で、いつから、どうなったか、うまくたどれないから。 幼稚園は、? 時差登園よ。 小学校は、? 交代で。 家族が付き添って出かけていたのは再開にあたっての説明会のためであったらしい。 店は、開店…
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ぼおっと生きてんじゃないよ?

大きな槌を持った5歳の女の子が問題を出す。 大人がこたえる。 女の子が湯気を立て、槌をふるい、ぼおっと生きてんじゃないよと叫ぶ。 そんな番組があるらしい。 言われる方は大人であり、大きなアクションで罵倒するのは5歳と称する大きな頭の着ぐるみ。 大人はにやにや笑っている。 そもそも、ゲームかクイズの形をとったバラエティ番組だか…
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A river runs through it

まじめな兄と奔放な弟。 兄は郷里を離れ、遠い地で石を積む。海を渡ってきた土地で謹厳に生活を築いた父のように。 弟は郷里に残りながら、社会と生活のエッジを渉る。父が築いた形を破り、可能性の限りを極めるように。 遠い地から移り住み、生活を築いてきた父の二つの可能性の両極を埋めるように、兄弟は進む。 兄、弟、そして父ととも…
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仮設映画館のこと

自粛緩和というのだろうか。 感染性の病に伴う外出あるいは密接接触回避のお達しが幾分解除され、店が開き始めた。 かといって、以前のようにはいかぬ。 マスクは常備し、店の入り口ではアルコール消毒も欠かさぬ。 退屈しのぎに昔なじみのあったブログを訪問してみると期間限定付きの仮設映画館の情報にいきあたった。 どうやらいくつかの新作プロ…
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緊急事態宣言解除 外出自粛緩和 初日と第2日

当地では緊急事態宣言解除とはいえ、どう対処すべきか戸惑いと不安の中。 初日の金曜日、南のコーヒー店に昼食を取りに出かける。 カレーとサラダにコーヒーのセット、ポテトサラダサンドとサラダにコーヒーのセット。 新聞、雑誌を見てそこそこ早めに退出。 朝11時までのサービスメニューを目当てに来る客が帰った後に入ったので空いていたが、…
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面構え

目に見えることをないがしろにしてはならない。 たましいなどと一足飛びに見えないものを想定してはならない。 その昔、面構えといった。 おまえ、いい面構えしとるな。 時代を乗り越え生きた年寄りが若いものをつかまえて言った。 あの年寄りが今なお生きて、なんというだろう。 毒を食らった顔というのではない。 悪意のある表…
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緊急事態宣言 外出自粛 第33日 第34日 自粛緩和直前

週半ば、木曜日に緊急事態・活動自粛要請を緩和するかを決定するとのこと。 先週から、某府県で自主的に緩和のための基準を設けるとの発表があり、議論の的になった。 水曜日、東の店に、出かける。 客はほどよく大きな店の離れた席を占める程度。 入店時にアルコール消毒。 何処にもよらずに直帰。 木曜日、少し離れた銀行と書店を利用した…
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