日曜日のくらし 2019年11月某日

月末の日曜日、朝、ローマ教皇、長崎訪問の報道。 朝一番の白湯をつくり、歯磨き、うがい。 ゆっくりと白湯を摂る。 ベランダの掃除。 下階の住人からといあわせのあった飛来物。 たばこの吸い殻というが、ここでは微小な白い粉。 改めて掃除機をかけて様子を見ることにする。 いずれ、地上20メートル、30メートルの住戸でも、近くの運動…
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余滴というには贅沢な

恩師から本をいただいた。 研究者による研究生活余滴。 そんな風に表現してはもったいない。 一つ一つの話題からさまざまな問題に連想が展開し、あたらしい仕事につながっていきそうな楽しみがある。 学生時代、研究法の演習での経験。 3年生が論文を選んで紹介する。 紹介と討論に続いて先生がよもやま話をする。 研究余滴。 半世紀…
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Paweł Pawlikowski Cold War

近くの映画館でポーランド出身の映画監督パヴェウ・パヴリコフスキの映画Cold War を観る。1949年から1960年代。 第2次大戦後ポーランド、革命政権が民族音楽・舞踊を支配の道具として手中に収めていく時代。 逃れた先には音楽がグローバルな商品として取引される世界がある。 双方の空疎。 あるいは決してそこに身を置きたくはない…
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仕事場での一人の夕食

大して仕事はできないのに、仕事場で過ごすことが多い。 夕食はたいてい一人である。 今日の夕食は。 冷蔵庫の野菜入れから切り分けて下処理した白菜、葱、それにしおれかけた小松菜の外葉、前日切り分けてオリーブオイルにつけた赤鶏の胸肉。 鍋にほおり込み、中火から細火で10分ほど加熱。 日本酒も少し加えて。 鶏の胸肉は一枚で150…
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中上健次と坂本龍一

坂本龍一がある月刊女性誌に連載記事を書いている。 橋本淳一郎の「時間はどこで生まれるのか」を知ったのも、その連載記事である。 最新号では生前の中上健次とその著書のことが書かれている。 昨夕、はがきを投函するついでに立ち寄った喫茶室で目にした。 二人の交流のことは知らなかった。 そして、中上健次の著作は注意深く通り過ぎてきた。 …
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あなたのために 

地下鉄の乗換駅。 新線は8分から10分の待ち時間がある。 ぞろぞろとホームに並ぶ。 待ち続けて到着した列車の入り口で列が崩れる。 身体の不自由な人、おなかに子供を抱えた人のための優先席に二人連れの女がなだれ込む。 こっちこっち。 あっけにとられて反対側にまわる。 女子高生が立ち上がって席をゆずろうとする。 よいのですよ。…
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よい日をどうぞ 

こんな風にかける気楽な言葉があるとよいのに 病院の入院病棟。 上下するエレベーターに乗り込んだ老夫婦。 おとうさん、いま何時だろう。 5時15分ですよ。 手元の腕時計をみてこたえる。 むかしは、どこにも時計がかかっていたのに、今は見なくなりましたね。 そんなふうに言葉を添えて。 わしももっとるんだが読めん…
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夕べに道を聞く

月曜日の夕方、中央駅近くの店で待ち合わせをする。 近くにあるはずの大型書店で時間をつぶせばよいと早めに駅前にたどりつく。 とりあえず、場所を確かめておいてからと目的の店をめざす。 それがこのあたり、とおもうあたりに店の顔がみえてこない。 何度も回った挙句、前を通り過ぎる女の人に声をかけてみる。 〇〇ですか さあ、という間…
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昨日のままではない今日

昨日から不連続に展開される今日、そして明日。 とりあえずは無事に過ぎたこの地で、秋の祭りが開かれる。 でも、今年は参加者が少ないと主催者はいう。 昨年をしらぬ身は、あいまいな表情をするほかない。 災害と、増税が重なる。 駐車場料金の値上げ。1時間200円で済んでいたところが40分が単位時間に。 食料原材料の税は据え置きと…
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yoshiki or biishiki

日本の車には美意識はあるが様式はない。 今朝の日経新聞の特集記事の中に出ていたことば。 どう違うのだろうかと不審に思い、読み進めていくと、例えば日本の町のちぐはぐさ、に言及されていて納得がいった。 小さな、限られた範囲ではたしかに美しいものをつくる。 しかし、全体の仕組み、その調和というものがない。 美しくない街並み。不釣…
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かわいいショルダーバッグとお出かけ

昼前、百貨店で、家人と待ち合わせ。 隣接する駐車場のエレベータで待ち受けて同乗してもらった母親らしい女の人と小さな女の子。 こんにちは。 お母さんと一緒でいいわね。 今日はいいことあるかな。 まあ、かわいいバッグを持っているのね。 ようやく少しうれしそう。 下りエレベータで先に降りていく子供にさようならをする。 2階…
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眼鏡の修理を頼む

 午前、出がけに眼鏡を拭いていた。おや、と思ってよく見ると鼻パッドが片方ない。明かりをつけて周囲をさぐるとたしかに丸いゴムのようなものが見つかった。昔、設えたものだけれど、軽くて外出用にはいちばん具合がよい。  昼食の後、出直して、近くの眼鏡やを恐るおそる訪ねた。  もうずいぶん昔にこちらで作っていただいたのですが。  点検し、古…
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趙英男 イエスのまわしを取る 

趙英男 (鴨良子 訳)2008 イエスのまわしを取る 明石書店 これも隠居道の先達から。 朝鮮半島の歴史、日本の歴史、キリスト教の歴史を串刺し。著者は1944年生まれ。 手ごわい。 イエスの出自にかかわる議論が村上一郎の著書にあったと思って検索してみたがみつからない。かわりに少し年下の吉本隆明の言葉の片鱗が出てきた。…
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空間に線を引く 彫刻とデッサン展 図録

彫刻とデッサン展実行委員会 2019 空間に線を引く 彫刻とデッサン展 (図録) さまざまな彫刻家による平面デッサンと空間構成および双方および関係についてのディスコース。 認知心理学的な関心から。 平塚市美術館 碧南市藤井達吉現代美術館 町立久方美術館 足利市立美術館 
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いつもそばには本があった。 (講談社選書メチエ)

いつもそばには本があった。 (講談社選書メチエ) 単行本(ソフトカバー) – 2019/3/13 國分 功一郎 (著), 互 盛央 (著) 国分功一郎 ざっと上げただけで、多作の人である。 原子力時代における哲学 (犀の教室) 國分功一郎 | 2019/9/25 中動態の世界 意志と責任の考古学 (シリーズ ケア…
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劉永昇 カール・クラウスの言葉  

 劉永昇 カール・クラウスの言葉  (本の虫) 朝日新聞 2019年9月20日(金) から  風媒社の編集長、劉永昇さんが書いた文章が朝日新聞に掲載されていた。それを「隠居道の先達」がひょいと渡してくれた。もう一月ほど前の掲載。文章はこの夏亡くなった池内紀さん追悼を兼ねたものと読める。  劉さんは池内さんの仕事のうち、カフカ研究…
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陽水の時代

井上陽水についての記事をまとめた。テーマとなった曲にもとづき配列した。 2007年10月31日 人生が二度あれば:YOSUIの60年  人生が二度あれば 1972年 音楽 詩  YOSUI TRIBUTE が出て、3年の月日が経った。UAの歌う「傘がない」は再構成された「父」と幼い娘を描いた映画の中に流…
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秋の日々 一週間の食事  (後半)

木曜日 朝 バター珈琲 バター7g ココア小さじ1 めずらしくフレンチトースト タマゴ1 牛乳少々 バゲット一切れ インチオイル少々 木の実少々 昼 KEYOEN 豚ロースのステーキ黒コショウ ポテトサラダ 刻みキャベツ 白米 ほうじ茶 午後 栗羊羹 ほんの少し(厚さ五㎜ほど) 緑茶 夜 ヨーグルト 黒ゴマきな粉 抹茶 ルイボス…
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秋の日々 一週間の食事 (前半)

月曜日   朝 バター珈琲 アーモンド カシューナッツ一粒ずつ バターは8グラム 昼 江月 そば 小天丼 エビ・かぼちゃ・舞茸・シシトウ  午後 内緒でぜんざい 小さな餅二つ 胡瓜1本 夜 干物 味噌汁 納豆 タマゴ 寒天にきな粉とヨーグルト ほんの少し赤ワイン(ほんの少しとは20㏄程度)   **バター珈琲は木次バター150…
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ぼおっとする時間

土曜夜の会議がおわり、ベランダの椅子でひとり時間をすごす。 むかし、 若い人が、何もしないでぼおっとしているんです、 そんなふうにいうことばにずっと心惹かれていた。 思慮深く見えるその若い人の言葉に。 そこには、メロン農家のその父親が仕事に一区切りつけると四万十川につりにでかけるという話が撃ち込まれていた。 河口付近の淵…
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衣類をつくること、売ること、買うこと

アパレルという見慣れないカタカナ言葉が飛び交うようになって久しい。 衣類は大量生産し、消費されるものとなった。いつのまにか。 いまから60年も昔、多くの衣類は母親がやりくりしてつくり、作り直して子どもに着せていた。 大人の仕事服は注文服が多かった。 既製服はまだそれぞれの身体の特徴に合わせるのがむつかしかったし、安価でもなかった…
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久しぶりの家ご飯

思い立って昼ご飯を設えることにした。 とはいってもほとんど作り置きのもの、その他は下準備したもの。 前菜はきゅうりの梅酢つけと鰯の梅干し炊き。 主となる皿にはなす、小松菜、赤玉ねぎの酢漬け、紅生姜、それに赤鶏の胸肉を檸檬塩に漬けたもので6分の蒸し煮。 皿にあらかじめ熱に強いオメガ3のオイルを敷き、盛り付ける。 ご飯は玄米、…
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月日荘に出かける

月日荘、つきひそうというらしい。 日本風の民家、駐車場は一台分だけ、至近の地下鉄駅から歩いて15分とある。老人のおぼつかない足取りでは多分25分。 入場限定の特別なサロンのように思われて、なかなか、出かけられなかった。 その月日荘に行ってきた。 日曜日、外で食事をし、家人を送り届けてから、思い立って。 小さなパン屋の人が、…
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土曜日の朝:火周りの掃除と仕事場

特に決めたわけでもないけれど、何もない土曜日の朝、掃除をする。 今週は台所。 ガスコンロのごとくや内部の受け皿を外して食洗器に入れ、台全体と周り、ステンレスの壁を少し丁寧に拭き掃除。 重曹も使って。 湯を沸かす、野菜を蒸し煮にする、エッグベイカーで目玉焼きをつくる・・ たいした料理もしないが、すこしずつ積み重なったよごれを…
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かくてもあられけるよとあはれに・・・一条という上海発の動画サイト

人の暮らしを眺めるのが楽しい。 住まい、生活の道具、暮らしぶり。 特に探し求めたわけではないのに、いつのまにか視野に入ってきた映像のかずかず。 日本に暮らす欧米出身のガラス職人とその家族。 台湾の山中に展開する図書館のような住居。 中国の大都会に住む若い人々。 日本の由緒ある茶室・如庵とその守り人。 北京や上海の住居や…
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空間に線を引く 彫刻とデッサン展 碧南市藤井達吉現代美術館

9月23日が最終日という展覧会の招待券をもらい受け、早速家人を伴って出かけた。 現地まで車で80分。九重みりんのレストランで昼食をとってから美術館へ。 彫刻とデッサンを併せ、またその両者についての彫刻家の文章を配置。 心惹かれ、図録を求める。 砂澤 ビッキ 舟越 直木 長谷川 さち 舟越 桂 平面へのデッサン…
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ちいさいおうち

 Virginia Lee Burton, 1909 -1968によるThe Little House は1943年に出版され、ちいさいおうちとして1954年に岩波書店から日本語訳が出されている。  子供のころ市が提供する移動図書館が近くの子ども会に定期的にやってきていた。はなのすきなうし、ひゃくまいのきもの、・・・。その一冊がちいさ…
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10年目の浴室掃除

何をしていたのかとあきれる。 たしかに時々外して掃除をするようにという浴槽の側面に細かい字でかかれた案内には初めから気付いていた。 しかし、160センチはあろうかという浴槽を持ち上げてと、案内の細部は読み取れぬまま手を付けかねていた。 檸檬の切れ端に重曹をつけて水回りの掃除をするとよいと言われた。 たまたま檸檬をまとめて調理して…
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昨日のままではいられない

関東地方から台風の被害が伝えられる。 台風の発生から進路予想をWEBの天気予報サイトで追跡していた。 家人の外出予定双方をにらみながら。 小さいし、早く抜けるといっているからと少々見くびっていた。 それが電柱が折れた、送電鉄塔が倒れた、広範囲にわたる停電、断水と次々に生活機能の切断が露になる。 昨日までの生活が今はあたりまえで…
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君子必慎其独也 小人閑居為不善

少年のころ、週に何度もある漢文の時間に、君子のありかたを説かれたが。 あの鑑はいったいどこへ消えたのだろうか。 世の中を跋扈する小人の群れ。 自らその自覚もないままに。 君子は必ずその独りを慎むなり 君子はいまの時代、どこかにひっそりと身を隠しているのか。 世の中の動きに雷同せず。 闇の中に善事も悪事も…
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夏を片付ける

9月最初の土曜日。 寝室から真夏の半そでシャツをとりわけ洗濯機に入れる。 今年の夏は終わり。洗いなおして次の季節のために仕舞う。 念入り洗いのメニューで少し多めに酸素漂白剤を加えて。 所要時間40分余り。 掃除機をかけ、寝具を整え直す。 読みかけの本二冊とノート。 阿波しじらの半袖シャツ2着。 いくつの夏を過ごしたろ…
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台所の幽霊

いつまでも続く残暑の中、一週間は何も進まぬままにすぎる。 金曜日の午後、思い切って冷蔵庫の中の使い残しを整理した。 次から次へと出てくる。 賞味期限を遠い昔に過ぎた食品のかずかず。 料理に使うつもりで一次処理した食材。 その日付も定かではない。 多忙の中、結局は使わず、外食ですませた日々、それらは幽霊のように瓶に詰まっている…
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住まいと暮らしの気配

動画配信のあれこれを検索しているうちに紛れ込んでくる配信元のいくつかがある。 とりあえず、必要ではないけれど、心惹かれる。 山の中の住まい、古い建物の改築、それらを用いた新しい形の宿泊施設、街のなかの当たり前の暮らし、そしてその再構成。 中国、台湾、韓国、日本、アメリカ、上海やソウル、東京、シカゴ、それぞれの国の郊外や山中。 古…
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自分自身への警戒を怠った結果

ある大学院生が修士課程修了課題で作成した映像作品が映画として劇場上映されて話題に上っている。 その人からインタビューを受け、作中に登場している人たちの中にこの公開に異議を唱えているひとびとがいる。 Youtube には、映画の予告編も、第三者による作成者へのインタビューも、批判側の主張も掲載されている。 その、インタビューに応…
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映画『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』 を観る

『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』 (2017年/アメリカ/英語/205分/カラー/ビスタ/モノラル/原題:Ex Libris – The New York Public Library) 監督・製作・編集・音響:フレデリック・ワイズマン 昨晩遅く、姪から姉を通して連絡があり、それを目にしたのが今日の未明。 上映期…
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佐々木幹郎 2017 中原中也 沈黙の音楽 岩波新書

昨日出かけた街中の書店で見つけた。 刊行は標記のとおり。 約二年前。 生誕110年、没後80年にあわせて準備されたものらしい。 著者について調べてみると、詩人でもあり、明治期以降の詩人諸家の歴史も追いかけている様子。 動画で話をしている様子を映している。 その動画で紹介されているもの 忘れられた詩人の伝記 - …
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映画「グリーンブック」を遅れてみる

近くの映画館でグリーンブックが上映されるのを知ったのはひと月前。 待ちに待って初日一番に飛び込んでみたが、すでに客席はあらかた埋まっていた。 イタリア系移民一家のヤンチャなおとうと教養ある人々の隊列に加わった孤独な黒人音楽家。 1960年代はじめアメリカ南部への演奏旅行行脚。 おとうは読み書きもおぼつかない。小学生のように鉛筆を…
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