こころの交差点:木陰の補習教室

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help リーダーに追加 RSS 「わたしはそんなことはしない」

<<   作成日時 : 2008/02/18 10:06   >>

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 親が子どもを痛めつける、ときには死へと導く。
 その親自身が子ども時代に虐待を受けていた。
 このような虐待の世代間伝達、虐待連鎖に関する根強い信仰がある。
 この議論に執拗にこだわる人に、その正しさを確かめることの困難、その論への懐疑を提示すると、ほとんど泣かんばかりに抗う。そんな場面をいくつも見てきた。
 私は初め、あまりの反応の激しさに、その人が、自身、苛酷な経験を抱えているのだろうかと訝った。
 しかし、慎重に時間をかけて観察しても、そのような懼れは形になってくることはない。
 ある日、はたとある考えに行き当たった。
 彼らは自分自身を納得させようとしているのではないか。
 「自分は虐待をするような素因は持っていない。虐待をするのは特別の履歴を持った、あちら側の人である」と。
 「私は優しい」。「私は暴力的ではない」。「私は正しい」。

 残酷な偏見の芽を指摘されたと彼らは感じ取るのだろうか。

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