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こころの交差点:木陰の補習教室
ブログ紹介
冥土のみやげは少ないがよい。
できることならば何も無いがよい。
けっきょく、考えてきたのは、そんなことでした。
あれやこれやの荷物。
あちらこちらに置き散らかしたもの。
形をあたえ、あるべきところにあるがように納めて、旅立っていく。
そんな、さばさばした人生を送ることができたら、望外の幸せ。
皆様のお力をお借りして、少しずつ進んでいるような気がします。
ありがとう、ございます。

なお、お若いかたがたは別室「木陰の補習教室」をご訪問ください。

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タイトル 日 時
2016年暮れる
2016年が間もなく暮れる。 夏目漱石の没後100年と、様々な特集が流れた。 その1916年に生まれた人とその後の100年はいかなるものであったか。 あれこれの不調が重なり、歳をとるとはこのようなことかと改めて思う。 ...続きを見る

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2016/12/25 11:31
そこで何をして遊んでいるの
秋も深まる夕方 家々に通じる通路の脇に小さな子どもが入り込んでいる。 遊んでいるの 通りすがりに声を掛けると若い母親が なかなかお家に帰れなくってと応える こちらを見上げて子どもが戻ってくる もう晩ご飯かな さよなら またね ...続きを見る

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2016/11/19 18:32
晩ご飯美味しく食べてね
帰路を急ぐ。 背後から子どもの声がする。 振り返ると小さな男の子が手を伸ばして母親にだっこをせがんでいる。 もう少しで入り口、そこまでがゆるい上り坂。 ...続きを見る

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2016/10/31 17:22
思い違い
中学校から高等学校へ進学する時、 勉強に追い立てられるのはごめんこうむりたい、 ゆったりと読みたい本を読み、勉強したいことをしていきたい。 一番の進学校と言われたところは避けて通った。 親しい友人たちのほとんどはそちらにいったのに。 高校生になってみると、もくろみははずれていた。 その一番の進学校にいった友人たちは試験は前期2回、後期2回だけ。 あとはやりたいように暮らしているさとのどかなこと。 余裕にあふれていたはずの学校では毎月のように試験が押し寄せ、有名大学のあれこれへの合... ...続きを見る

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2016/10/01 22:41
水をさす
 どうやら、大変なことになっているらしい。  外国発信のニュースでは日本の国家財政の負債は対GDP比でみて、G20諸国のうち、イタリアと並んで最悪の事態であるという。一時は国民の預貯金が十分あるので心配は無いといわれていた。それがどういう論理構造によるのかわからないままに。内心、預貯金はどこかで霧消する、年金もなくなる、その道筋が見えていたような気がするけれど。しかしこちらも状況は激変しつつあるらしい。物価上昇、経済発展といろいろと目標値を定め、事態を打開できると言い募ってきた。それらも、素人... ...続きを見る

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2016/09/02 10:29
 その車造り、よく考えて取り組んでいますか?
 半年に1回の車の点検。製造会社系列の販売店・修理工場に持ち込む。空調設備の清掃も追加で頼んで、新聞や雑誌を読みながら待つ。たかだか1時間ほど。  しばらくすると営業担当の社員が「次の車は?」と話しかけてくる。毎回のことである。最近この製造会社の販売成績はあまりよくないらしい。販売店も盛んに売り立て案内の郵便物を送ってくる。しかし、現在乗っている車にも不満があり、かといって、その他の新しい車にもこころが動かない。  なぜだろうかと考える。確かに「安全」「環境」「経済性」など、こちらから聞けば... ...続きを見る

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2016/08/30 06:21
暮しの手帖 第4世紀 83号 品切れ
 週末に立ち寄る珈琲店で、暮しの手帖の最新号を見た。裾幅の広いはきやすそうなズボン(パンツともいうのか)の作り方が紹介されていた。久しぶりに購入してみようかと本屋に立ち寄ると品切れだという。あちこち廻ってみたがどこにもない。出版元のウェブサイトを探してみると、案の定、出版元でも品切れで増刷手配中とのことである。結局、近くの店に頼むことにした。類似誌も出回り、比較的地味な存在となっていた暮しの手帖が、売り切れ続出とは大変なことになっていると少々慌てた。  朝の連続テレビドラマ「ととねえちゃん」が... ...続きを見る

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2016/08/27 20:09
夏の週末
晴れれば酷暑のこの季節、週末も少し仕事があって、職場へと向かった。 朝は恒例となった、バターと生卵を入れて泡立てた飲み物。 木の実と小魚を齧って家を出る。 早朝にも関わらず道は込み合っている。 午前中、同僚と仕事をこなし、提供された弁当をはんぶんだけ分けて食す。 レンコンとひき肉の団子、きんぴら、大根、そして白米のご飯。 真昼に途中買い物に立ち寄りつつ帰宅。 平飼いの卵10個、無農薬の野菜少々、フェアトレードの珈琲、米酢、マグロの水煮缶詰など。 帰宅後、洗濯、料理、片付けを平行し... ...続きを見る

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2016/07/02 17:58
すべてが許されると思うとき
 だれかが自分自身より恵まれた条件を与えられていると思うとき、あるいは自分自身が「不当に」恵まれない状況に置かれていると思うとき、様々な不正さえもその自分には許された権利だと思えてしまうのだろうか。  それが都知事であれ、少ない椅子を奪い合う雇われ職人であれ。  舞台は戦況悪化の小国、都心の商社本店。戦況下、会社の仕事は行き詰る。いっぽう、生活に逼迫した役員の親族が女子社員の少ない椅子を求める。椅子を明け渡すのは末席に座る二人のうち一人。ある事件をきっかけにこの決定はあっけなく下される。勤務... ...続きを見る

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2016/06/14 19:13
こころほぐれるとき
 長い間、記事を書き継ぐことができなかった。  タイトルだけ起こしてそのままになったもの、U−3行書き次いであとが続かなかったもの。  身体の調子が思わしくないこともある。  どこが悪いというほどではなくとも、一日の疲れをいやすためのあれこれにこころを砕き、そのほかの時間は残されていない。  その毎日にも、ほっとするひとつふたつの出来事はあるのだが。  街の郊外につながるターミナル駅近くの集合住宅。便利さを求めて人々が集まる。敷地内の駐車場へ遅れてたどり着く若い人がいる。ベビーカーとい... ...続きを見る

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2016/06/13 06:59
2011年6月
最後の食事 > ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0 あのことがあってから、食事の度にこれが最後かもしれぬと思うようになった。 薄紙をはがすように、見えてくる事態。 しかし、それはことの発端となった、3ヶ月前のあの日からわかっていたようにも思う。 圧力容器の破損、そして格納容器の損傷。 冷却されているはずだった莫大な量の使用済み核燃料。 受容しがたい事態の進展。 海ばかりでなく地中にもれ出た核燃料がどのようになるか。 地下水脈は、そして地層の構造は。 ... ...続きを見る

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2016/03/13 16:16
2011年4月
春の風にのって > ...続きを見る

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2016/03/13 11:12
2011年2月から3月
以下に再掲する。 ...続きを見る

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2016/03/13 11:04
タングルウッドと小沢征爾音楽塾
小沢征爾が率いる若い人たちのオペラコンサートが当地で開かれ、同僚が出かけたという。 タングルウッド音楽祭とそこでの研修会を連想したが、その同僚はサイトウキネンオーケストラの方が原型ではないかという。 口をついてでたのがタヴィストックという、似て非なる名前だったのはご愛嬌。 改めて、タングルウッドのことを調べた。 ...続きを見る

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2016/03/06 07:47
日々のことば(1) 奇しくも 
キシクモ 土曜日の昼、聞くともなく聞いていた放送。 突然、この言葉が耳に障った。 奇しくも(クシクモ)のことではないかと疑う。 しかし、発した人はわが国の超有力大学の先生である。 こちらがまちがっていたかと辞書で調べるものの、いいや、たしかにクシクモとある。 思いついて確かめると、クスシ=奇し もある。 ...続きを見る

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2016/03/05 20:57
レモンチェロでカクテル
東京の有名カクテルバーの話を聞いて、就職1年生のころ、職場の老先生が見せてくれた見事な手さばきを思い出した。 台所の棚を探ってみると、しばらく使っていないレモンチェロが見つかった。 シークワーサーと氷、それに生姜の蜂蜜漬け。 まとめてステンレスの水筒に入れあの8の字の回転をかけてガチャガチャ。 どんなもんだい。 小さなグラスに注いでできあがり。 いつもは紅茶を入れている350ccの小さな水筒がシェーカーに早変わり。 ...続きを見る

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2016/02/27 19:33
一歩一歩、薄暗がりに踏み込む
山間の渓流にかかった橋の上で、「若い人たちはよいですね。私たち年寄は、一日一日うす暗がりに入っていくようで・・・・」 そんな言葉を聞かされたのはもう40年以上も昔のことでしょうか。 そのとき、その女の人は今の私よりもう少し若かったような気がします。 遠い未来のことのように思われた道のりの向こう。 しかし、振り返ってみれば30代には30代の、40代には40代の、そして50代には50代の、さらに60代にも70代にもそれぞれの峠があり、その峠を越すことなく身罷った人々がありました。 鼻から先... ...続きを見る

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2016/02/17 15:27
be trampled or step aside
遠い昔のことだ。 議論に議論を繰り返していて、ある同意に達する。 しかし、同席した一人が、翌日には理由無くその同意を覆す。 まるで、そこにいないだれかに指示されてきたかのように。 理由は言えない。 自分自身で考えて得た結論ではないからだ。 力を持つ判断というものがあるとして、それは議論を尽くして得られ、共有されるものではなく、ここにはないどこかにあり、そこへの距離によって分け与えられるものであるらしい。 このことがどこかで確かめられ、突然、面前の相手は踏みつけにして構わないと思いな... ...続きを見る

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2015/11/17 20:51
最後の抵抗
 今の世の中、たくさんの迷路を準備することでしか、怒涛の流れを食い止められないのかもしれないと、そのように思うのです。  人々の発想がぬかるみのなかの轍にはまっていくように、いくぞいくぞと除けたい方向へ導かれていく。  水か流れる別のでこぼこ、いくつもの絡まる水路を拓き、わだちへと進む道筋を変えていかねばならない。 ...続きを見る

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2015/11/11 15:02
冷たい雨の向こう側
月は有明。 月の暦では長月の末。 27日であろうか。 その月は時雨雲の向こう。 1年の終わりが見えてきた。 これを月の暦で見ても、あるいは年度に換えてみても、はたまた、ひきうけている仕事の流れで見ても、最後の峠を過ぎてあとは下り坂である。 映画をいくつか見た。 集めた情報の印刷物や市販のパンフレットが雑然と散らばる。 まとめてファイルに入れ、棚に収める。 もうこのくらいにしておこう。 仕事の区切りをつけるために時間を使わねば。 ...続きを見る

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2015/11/08 09:42
運河沿い、橋のたもとのレストラン
夏の終わり近く、ストラスブールに10日ほど滞在した。 街をぐるりと廻る運河の外、植物園に面した建物の最上階にある小部屋はほとんど使わず、中心街の足回りのよいところに宿をとった。朝夕の食事はそこの調理設備を使って簡単に済ませる。昼はほとんど外に出て昼だけの定食をとる。 街の中心が近く、総菜屋の階段をあがったところにある店。 主菜の一皿、それに前菜の一皿と希望のデザートはそれぞれ選択で。何種類かのパンをかごに入れて沿えてくれる。この店は1週間のメニューが店の入り口に貼り出される。魚料理の日、豚... ...続きを見る

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2015/10/25 13:33
生きる場所を選ばないという選択
ヘッドハンター、高級転職援助業。 社長の若い女性が言う。 ...続きを見る

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2015/10/21 09:21
オイディプスよ汝自身を知れと神は告げる
自らを護るため、家族を護るために あなたは旅に出た。 自らを護るため、家族を護るために あなたは行く手を阻む人々を殺めた。 自らを護るため、家族を護るために あなたは敵を倒した。 神は告げる。 汝自身を知れと。 分け入る先に現れてくるのは 自らを傷つけ、家族を殺めてきた自分自身。 そして、すべてが消えた荒野から、あなたの影さえも消える。 ...続きを見る

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2015/10/09 22:03
oppotunism
 Opportunism is the conscious policy and practice of taking selfish advantage of circumstances – with little regard for principles, or with what the consequences are for others. Wiki… ...続きを見る

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2015/10/03 06:00
「完璧な一日の仕事」3年半の後
「完璧な一日の仕事」について  2時、3時に目覚めるのは早すぎる。4時、横になったまま、ゆるやかな柔軟体操。足をグルグル、手をグーパー、グーパー、眼の玉をグルグル。少しずつ、身体を慣らし、シャワーを浴び、身支度をする。5時、食事と必要なものをまとめて出かける準備。5時45分には家を出る。30分車を走らせて途中で休む。30分ほど、コーヒーを飲みながら新聞や雑誌に眼をとおす。6時45分まで。7時15分に仕事部屋に到着。机の上を整え、一日の仕事を始める。主な仕事を午前中に終え、昼には休憩し同僚とはな... ...続きを見る

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2015/09/29 19:40
白銀週間の食事
食事のシステムを組み替えた。 麦を避けるという一事により。 基本を玄米に。 食事らしい食事は一日一回。 ...続きを見る

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2015/09/21 19:52
「Grace of Monaco 弱小国の自立」について
「Grace of Monaco 弱小国の自立」について 西に圧倒的な軍備があり、東の海の彼岸に70年を経てなお支配権を主張し続ける大国がある。フランスが支配権を主張する公国、そしてカトリック教会の影響力、アメリカを代表する経済力。これらを秤にかけ緻密な計算のもとに自立性を築く。かような知恵奢が危機の中で求められる。いずれかに完全依存することにより、かえってバランスを崩し、より大きな危機を招くこともあるだろう。 ...続きを見る

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2015/09/21 19:32
地下に蠢くもの
「水仙の香り」について イギリスのテレビドラマを見る。 時は第二次大戦中。 かの国はナチスドイツを迎え撃つ。 ユダヤ系の人々や関わりのある人々がドイツや欧州本土から逃げてくる。ベルギーも、オランダも陥落する。 反ユダヤによる地下組織。国策に抗い、ドイツとの同盟を画策する。もう1週間もすればイギリスはナチスドイツの支配下となる。そうすれば、直前の殺人事件も、盗難も、すべて反故に付される。来るべき世のために、ホテルを乗っ取り、財産を手中に入れる。戦時とはかようなことであるのか。 戦時下の刑... ...続きを見る

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2015/09/21 19:13
流されて行き着く先
 予見された悲劇。それを回避しようとあらゆる努力をする。しかし、その努力の一つ一つがことごとく、予見された悲劇の実現へと展開していく。  ソフォクレスのギリシャ悲劇のひとつをそのように伝えたのは高等学校の男子生徒であった。今から50年も昔のこと。ベトナム戦争反対運動協力が意味するものへの疑惑とともにその少年は時の流れから自らを疎外していた。  30年ほど経って1995年1月、阪神地方の大震災があり、それから10年ほど後、2006年の大阪・梅田は安定した生活の根拠を喪失した人々であふれていた。... ...続きを見る

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2015/09/19 22:24
午後の憂鬱
理由のわからぬまま、気鬱に悩まされる。 そのようなことは、時にある。 配慮に欠けた言動のその波紋。 あるいは解決されぬままに持ち越された過去のあれこれ。 気鬱の源を断ち切るために何者かに頼ること。 人の力を借りること。 あるいは何者かと同一化することで安定の手だてを打とうとすること。 ...続きを見る

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2015/09/16 21:34
陽水covers ... 
井上陽水が歌うのを久しぶりに聞いた。少し前の、ほかの人の手になる歌。松任谷由実「リフレインが叫んでる」、永六輔・中村八大「黄昏のビギン」、吉田拓郎「リンゴ」、フォーク・クルセダーズ「あの素晴らしい愛をもう一度」、来生えつこ・来生たかお「シルエット・ロマンス」。しわがれた、天国も地獄もともに知り尽くしてくれているような声で。そして、それらのすべてが幻のように流れていく。荒井・松任谷由美、吉田拓郎、そしてフォークセの加藤和彦、同時代を生き、或はすでに身罷った、作り手のそれぞれについて、何も語らないの... ...続きを見る

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2015/08/30 00:49
羽仁進 「不良少年」と「午前中の時間割」
学生時代、学内の映画研究会、通称映研が活発に上映会を開いていた。その主力メンバーは後に学外に上映団体を作り、大きな興行成績を見込めない作品の上映会を続けた。羽仁進による「不良少年」はまだ入学して間もない時期の春の大学祭の連続上映の一部であった。不良少年は1961年公開、午前中の時間割は1972年公開されている。寺山修司と組んで作成した初恋地獄篇は2作の間にある。 ドキュメンタリー映画を擬して作られたこれらの作品の素人っぽさ、過剰の素朴さは多分意図されたものだろう。ハリウッド系劇場映画に慣れた人... ...続きを見る

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2015/08/14 21:18
初恋地獄篇の羽仁未央
 1960年代の終わり、高等学校を卒業したばかりの春だったろうか。  禁18歳未満という映画を初めて見た。  それが羽仁進と寺山修司の初恋地獄篇だった。  多分、東京の小劇場でしか見られないような映像をそれは見せてくれていたはずである。  その中に、両頬の丸い小さな女の子が墓地の中で主人公と何度が出会う場面があった。  その女の子が羽仁進と左幸子の娘、羽仁未央であった。映画監督の羽仁進が教育論もあちこちに展開していた時期であり、少し前には生まれたばかりの未央の育児日記が新聞に連載されて... ...続きを見る

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2015/08/06 18:56
Turing machine
Alan Turing の伝記的映画を見た。人工知能、あるいは電子計算機の創案者としての彼の名をどこかで聞いたことがあったであろうか。 主演は日本でも放送されたシャーロック役の俳優。 そして、スパイとダブルスパイ、国家機密の幾層にも錯綜する複雑な構図。 音楽の憂鬱な響きが全編を覆う。 シムノン原作のドラマ、アガサ・クリステイのミス・マープルシリーズ、古典のシャーロック・ホームズ、そして現代に置き換えたシャーロック・・・みな同じ手触りがする。 非情と孤独。 ...続きを見る

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2015/08/06 18:31
夏の新しい朝
寝床の中で 関節を緩め、筋をのばす。 ゆるゆると起き上がり、水を飲む。 蜂蜜を舐めてみる。 寝汗を流す。 一週間の天気予報だけを確かめて、情報遮断。 ...続きを見る

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2015/08/04 15:21
夏の1週間
週、後半に至って調子を崩した。 帯状疱疹を疑い、近くの医者へ。 木曜日の夜から抗ウイルス薬をのみ始めた。 3日分が今日で終わる。 毎回、飲んだあと猛烈な眠気に見舞われる。 過労とストレスが誘発するという。 週末はひたすら休養にあてた。 ...続きを見る

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2015/07/26 19:13
鶴見俊輔と青木昌彦
青木昌彦と鶴見俊輔が逝った。 いくつかの追悼文を読み、そちらから消息を知った。 東京にも京都にも、地理的・心理的に距離がある。 著作を追いかけて読み、幼少時の出来事や母親との関係について追跡し、東京や京都の世界の人々のつながりについて何事かを知っていたとしても、それは遠い世界のことである。 ...続きを見る

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2015/07/26 15:43
Djokovicの食事
姪がセルビア出身のテニスプレーヤー、Djokovicの本を持ってきてくれた。 グルテン過敏症であることがわかり、食生活全体を見直す過程が書かれている。 トッププレーヤーを目指してキャリアを積んでいた選手が、肝心なところで失速する。 それをテレビで見ていた医師がグルテン過敏症の可能性に気づいて、人を介して本人に連絡をとる。 食生活、生活時間、全体にわたる見直し、そしてトッププレーヤーに生まれ変わっていく過程が描かれている。 アレルゲンは人によって様々。 グルテン不耐性や過敏症は、これま... ...続きを見る

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2015/07/25 18:50
誤解
毎年この季節に開かれる会があり、事情があって1時間ほど遅れて出席した。 型通りのことはあらかた終わっているらしく、広い部屋のあちこちにクラスターが出来ている。 烏龍茶を注いでもらって、では改めて乾杯と、遅刻のわびをしたところで、常連の一人が去年、失礼なことを言ってしまって・・・と突進してくる。何のことであったか、すっかり忘れている何かがあったらしい。 仕事のこと、病気のこと、あれやこれやの話を、あちらの島、こちらの島でやり取りするうち、いつもは参次会まで熱いその一人がいつの間にか消えている... ...続きを見る

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2015/05/24 22:59
旧友再会
大きな会合があり、人の渦の中で様々な人に会う。 学生時代以来の友人、職場で同僚であった人、仕事上の役割が重なった人・・・ 話題はお互いの、あるいは共通の友人・知人の消息、老後の仕事のこと、そして、仕事上の役割に関わる出来事のあれこれ。 渡り歩いた職場の人間関係を比較する。 職場空間の違いによるのか、それとも時間の経過に伴うものか。 夜、あるいは休日、互いの家を訪ね合うようなことが確かに30年前にはあり、20年前にもあった。 いまは、いくつもの義務をはたし、生活のあれこれをまかなうため... ...続きを見る

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2015/05/10 02:02
黄金週間の食事
寒い寒いと託っていた4月。雨が多く、作物も育たないとのことで、店に並ぶ野菜も、いつになく高価になった。その4月が終わると、急に暖かくなった。この春の連休が、今年は短くなった。その休日、どこにも出かけなかった。2日まで仕事。 2日土曜日、朝は野菜ジュースにエゴマ油とオリーブ油を加え、新玉葱とキャベツの蒸し煮に巣ごもり卵。パンひとかけら。昼、あぼうさんのがんにならない食事。いなり寿司、蒸し野菜、生野菜。夜、野菜と豚肉の蒸し煮。 3日日曜日、朝は野菜ジュースにエゴマ油。パンひとかけら。昼は行きつけ... ...続きを見る

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2015/05/06 19:52
21世紀、極東の海に漂う・・・
1868,1898,1928,1958,1988,2018 欧州の諸国、ロシア・ソヴィエト、アメリカ、far-east, middle-east, … ...続きを見る

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2015/04/28 03:32
青豆の芽
不用意に求めた青豆が使い残されて芽を出すはめになったのがもう半月ほども前。 思案に暮れて植木鉢に持ち込んだ。 それがピコピコと青い芽を持ち上げる。 土を持ち上げてくる次の小さな鋒も。 ...続きを見る

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2015/04/25 05:51
突然母が帰ってきて
長い間、ピアニストとして世界を飛び回り、子どもも夫も顧みなかった母が戻ってくる。 不在を埋め尽くすかのように子どもにすべてを注ぎ込む。 歯科矯正、ピアノやダンスのレッスン。 ...続きを見る

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2015/04/22 22:07
力足りず
以前に、フレンド登録をお願いしていたAnamneさんのブログに一年前の一文を見いだした。 ...続きを見る

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2015/04/22 21:29
時計
腕時計が壊れた。 電池を交換してわずか1年ほどで、動かなくなった。 調べてみると電池交換して短い期間でとまってしまうのは、時計そのものに原因があるという。 わずか数千円の値段で購入した時計では、修理は有効ではないともいう。 結局あきらめて、しばらくは学生時代に使っていた男持ちの自動巻時計を取り出してみた。 当分それで間に合わせようと使ううち、竜頭を挟んで外してしまった。元に戻そうとしてもぶらぶらするばかりである。 修理に出すか、新しい時計を求めるか。 店を廻り、カタログをめくり、思... ...続きを見る

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2015/04/12 19:38
4月ばかの次は誕生日
 欧米のニュースの片隅に、4月1日には真面目な記事は掲載しないとあった。4月バカどころではない今年はどのようであったのか。  海の向こうの友人に、・・・面倒な経緯は省略。4月2日に男の子が生まれたと写真入りのメールが届いたのが1年ほど前。家族の写真も並べて。間もなく、すでにしっかりした表情の男の子とその家族写真を入れた見開きのカードが届いた。何かお祝いをと思案するうち、雑事に紛れ一年が過ぎた。  上の女の子が生まれた折には高岡の工房から出ている音の出る小物を父親の母親に託した。ほどなく、お礼... ...続きを見る

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2015/04/04 06:29
今日は晴れ
降る日もあれば晴れる日も。 長い間、気の晴れぬ日々が続いた。 ちょっとした失くし物。 心当たりのあちこちへ問い合わせ、仕事をした場所を整理しなおし、半月ほど。 もうあきらめかけていたところ、部屋の床のごみを片付け、思いがけないところからそれは出現した。 会議から戻って、資料もそのままに袋に入れていた。 その底から。 いつものこと。 疲れて自室に戻り、とるものもとりあえず。 ...続きを見る

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2015/03/30 16:10
あるひ突然 わが家に人がやってきて われら友達、なかよくしようと住み着いた
毎日、うまくいかないこともある。つらい思いもする。そして喧嘩も。 しかし、仲直りしたり、なんとか工夫して乗り越えたり、慰め合ったりしながらやっている。 ...続きを見る

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2015/03/24 09:28
木蓮の香り
3月、ふわりと暖かくなったところで大振りの木蓮が開き、そして、また突然の寒気に褐色に傷つく。 あれこれと年度末の片付けを続けたところで、首都へ研究集会に出かけた。ワークショップ、シンポジウム、講演、そして、旧知のひとびとにすれ違い、食事をともにし、知人の消息を交換する。 会場は国策で出来た首都の大学。 19世紀から続くであろう建物が並ぶ。文明開化の時代のヨーロッパの歴史的建造物のコピイがそのままに。ギリシャやローマの様式のコピイとバリエーションが19世紀末日本に持ち込まれ、国威をかけて建造... ...続きを見る

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2015/03/23 09:01

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