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こころの交差点:木陰の補習教室
ブログ紹介
冥土のみやげは少ないがよい。
できることならば何も無いがよい。
けっきょく、考えてきたのは、そんなことでした。
あれやこれやの荷物。
あちらこちらに置き散らかしたもの。
形をあたえ、あるべきところにあるがように納めて、旅立っていく。
そんな、さばさばした人生を送ることができたら、望外の幸せ。
皆様のお力をお借りして、少しずつ進んでいるような気がします。
ありがとう、ございます。

なお、お若いかたがたは別室「木陰の補習教室」をご訪問ください。

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タイトル 日 時
未熟な夢
君の夢はなに? こどもは答える。 野球選手。 ピアニスト。 冒険家。 はやく夢を決めて、それに向かって進めと大人たちは、はやし立てる。 幼い日々に憧れたこと、思い描いたこと。 育ち行く筋道の中で形作られていくもの。 迷いつつ見つけ出していく道筋。 新しい時代に投げ出されたこどもたちの形を未熟なままに夢という枠にはめ込んでしまうことにどのような意味があろう。 君たちの行く末は君たちの曲がりくねって悩みに満ちた歩みの先にある。 大人の浅知恵に振り回されるな。 ...続きを見る

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2017/07/23 14:05
右手骨折7ヶ月
 年末に階段手前で転倒。下り階段を避けて、右後ろにひねって手をついたところ金属を叩くような音が体内に響iいた。辛うじて立ち上がって異常に気づいた。職場の医務室で湿布薬を貼ってもらったものの、心配になって行きつけの医院に立ち寄った。  怪我は思ったより重傷で、「立派な骨折です」。ギブスで固定して1ヶ月有余。それから着脱式の固定具に変えて4ヶ月。時々はずして、包帯やゴムのサポーターで1ヶ月ほど。ようやく固まった関節を少しずつ延ばして、リハビリの段階にこぎ着けた。  仕事は休まなかったものの、年末... ...続きを見る

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2017/07/23 08:57
新作ミュージカル タイミング 桶狭間に降る雨
地域の小劇場にかかる舞台の案内がふた月ほどまえに舞い込んだ。 夏至の前後は仕事がたて込むからと踏み出せずにいた。 それを予定のあれこれを繰り合わせて無理に出かけた。 当日券で潜り込んだ会場はほぼ満員。 出演者の関係者も多いのだろうが、大変な盛況である。 桶狭間という織田信長と今川義元の名の下に戦われた場を16世紀と21世紀という2つの時間を串刺しにして、物語は展開する。 若い書き手による物語は生き生きとして、舞台は運動場のようでもある。 そのごちゃごちゃした生気にあふれる雰囲気は4... ...続きを見る

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2017/07/23 08:39
「初めての、そして最後の歌劇」について
「初めての、そして最後の歌劇」を掲載したときからさらに「歌劇」の事情は変化した。友人に教えられて数年前に観た「フィガロの結婚」では、登場人物は現代の衣装をまとい、そのせいか、登場人物のひとりひとりは貴族社会の中ではなく、あたかも今を生きているように見えた。超現実的な空間が18世紀、19世紀の歌劇を今も過去も乗り越えた普遍的なものとして現前する。  メゾソプラノの若い歌い手がイタリアオペラのアリアやストーリー性の深い歌曲集に取り組むのを観る機会があった。日本人の仕草、日本人の身体言語とイタリアの... ...続きを見る

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2017/07/23 08:24
戦線の英雄
若くして戦績をあげ、帰国する。 拍手喝采。 例えば新聞記者からのインタビュー。 次第に国を背負った英雄として立派な発言をするようになる。 顔写真が新聞紙上に踊る。発言のひとつひとつがとりあげられる。 戦い終わって戦線を離れる。 英雄としての実績を買われて地位を与えられる。 日常の仕事の訓練もないままに。 自他の心の裏表、その仕組みにも気づかぬままに。 ...続きを見る

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2017/07/23 07:33
「君子は和して同ぜず」
 既に半世紀も昔のことである。  高等学校の教室で、日直当番の回覧ノートのようなものがあった。  生意気盛りがあれこれと批判めいたことを書いた(のだろう)。詳細は忘れてしまった。  ノートが一巡して帰ってくると、署名入りで「君子和而不同,小人同而不和」とある。書いた当人は貴公子のような端正な顔立ちに物静かな一人。会話を交わしたことはなかった。小人めと名指しで批判されたようなものだった。  その後も論語子と直接話すことは無く、何年も経った後、同窓会名簿の同級生の欄に、姓の変わった本人の名前... ...続きを見る

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2017/07/22 07:30
映画 「この世界の片隅で」を観る
7月中旬、3連休の第一日、映画を観た。 1910年代から1946年始めの広島と呉が舞台。 アニメーション画像にのんの声を載せて。 そこにあるのは両親や、伴侶の両親、その兄弟姉妹の生きた時代。 そしてその人々のほとんどが既に鬼籍にある。 その経験のほとんどを語らぬまま。 ...続きを見る

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2017/07/17 20:24
2017年夏
 朝とはいえすでに真昼のように沸騰した車の中、ラジオのニュースが北海道のあちこちで30度、35度を記録したと伝える。こんなことはなかった。インタビュアーに応えてかの地の町の人々が仰天する。  水涸れのニュースと土砂降り氾濫のニュースが同時に流れる。  ようやくたどり着いた週末、ぐずぐずするうちにはや戸外はギラギラしている。  その中を車を走らせて整形外科に出かける。相客の高齢者とぼそぼそと世間話。帰路に付けばなおのこと暑い。なじみの看護師は「今日は休み?」と問う。「今日は休みだけれど、明日... ...続きを見る

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2017/07/15 10:56
2017年夏至、そして半夏生
夕方、整形外科に通い、夜は自己マッサージ。 ...続きを見る

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2017/06/19 07:15
母の毒
母は娘の、そして息子の存在自体を無条件に肯定してくれるものとして期待される。 しかし、それが嵩じて、娘や息子に起きた出来事を、たとえば、その克服しがたい不幸を周囲の誰彼に過剰な責任を負わせることで整理し、そのことによって娘や息子を護るよう振る舞うとすると問題はもつれる。 作品を応募したのに結果が届かない。おろおろする息子に、郵便配達が郵便物をすててしまったのだと心理がたいことをいう。長い間つきあって来て結婚するつもりであった相手が、突然ほかの人のパートナーになってしまった。先生が、上司が、監... ...続きを見る

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2017/05/16 21:56
2016年暮れる
2016年が間もなく暮れる。 夏目漱石の没後100年と、様々な特集が流れた。 その1916年に生まれた人とその後の100年はいかなるものであったか。 あれこれの不調が重なり、歳をとるとはこのようなことかと改めて思う。 ...続きを見る

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2016/12/25 11:31
そこで何をして遊んでいるの
秋も深まる夕方 家々に通じる通路の脇に小さな子どもが入り込んでいる。 遊んでいるの 通りすがりに声を掛けると若い母親が なかなかお家に帰れなくってと応える こちらを見上げて子どもが戻ってくる もう晩ご飯かな さよなら またね ...続きを見る

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2016/11/19 18:32
晩ご飯美味しく食べてね
帰路を急ぐ。 背後から子どもの声がする。 振り返ると小さな男の子が手を伸ばして母親にだっこをせがんでいる。 もう少しで入り口、そこまでがゆるい上り坂。 ...続きを見る

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2016/10/31 17:22
思い違い
中学校から高等学校へ進学する時、 勉強に追い立てられるのはごめんこうむりたい、 ゆったりと読みたい本を読み、勉強したいことをしていきたい。 一番の進学校と言われたところは避けて通った。 親しい友人たちのほとんどはそちらにいったのに。 高校生になってみると、もくろみははずれていた。 その一番の進学校にいった友人たちは試験は前期2回、後期2回だけ。 あとはやりたいように暮らしているさとのどかなこと。 余裕にあふれていたはずの学校では毎月のように試験が押し寄せ、有名大学のあれこれへの合... ...続きを見る

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2016/10/01 22:41
フランス土産はCD ルイサダ ショパンを弾く
 この夏はフランスへは出かけなかった。整形外科に通い、暑さにうなりながら短い夏をやり過ごした。  新しく取り寄せたCDをおさめるために、棚を整理していくうちに、2年ほど前にフランスから持ち帰ったルイサダのCDが出てきた。たしか、現地の新しい演奏家を紹介する番組で見て求めたものだ。クラシックの有名曲を並べた1枚と、ショパンのマズルカ。  久しぶりに車の中で聞いてみた。トルコ行進曲、エリーゼのために、など通俗曲を並べ、ショパンで売り、そのように扱われている演奏者なのかもしれない。  ルイサダの... ...続きを見る

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2016/09/30 17:10
水をさす
 どうやら、大変なことになっているらしい。  外国発信のニュースでは日本の国家財政の負債は対GDP比でみて、G20諸国のうち、イタリアと並んで最悪の事態であるという。一時は国民の預貯金が十分あるので心配は無いといわれていた。それがどういう論理構造によるのかわからないままに。内心、預貯金はどこかで霧消する、年金もなくなる、その道筋が見えていたような気がするけれど。しかしこちらも状況は激変しつつあるらしい。物価上昇、経済発展といろいろと目標値を定め、事態を打開できると言い募ってきた。それらも、素人... ...続きを見る

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2016/09/02 10:29
 その車造り、よく考えて取り組んでいますか?
 半年に1回の車の点検。製造会社系列の販売店・修理工場に持ち込む。空調設備の清掃も追加で頼んで、新聞や雑誌を読みながら待つ。たかだか1時間ほど。  しばらくすると営業担当の社員が「次の車は?」と話しかけてくる。毎回のことである。最近この製造会社の販売成績はあまりよくないらしい。販売店も盛んに売り立て案内の郵便物を送ってくる。しかし、現在乗っている車にも不満があり、かといって、その他の新しい車にもこころが動かない。  なぜだろうかと考える。確かに「安全」「環境」「経済性」など、こちらから聞けば... ...続きを見る

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2016/08/30 06:21
暮しの手帖 第4世紀 83号 品切れ
 週末に立ち寄る珈琲店で、暮しの手帖の最新号を見た。裾幅の広いはきやすそうなズボン(パンツともいうのか)の作り方が紹介されていた。久しぶりに購入してみようかと本屋に立ち寄ると品切れだという。あちこち廻ってみたがどこにもない。ウェブサイトを探してみると案の定、出版元でも品切れで増刷手配中とのことである。結局、近くの店に頼むことにした。類似誌も出回り、比較的地味な存在となっていた暮しの手帖が、売り切れ続出とは大変なことになっていると少々慌てた。  朝の連続テレビドラマ「ととねえちゃん」が終盤にさし... ...続きを見る

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2016/08/27 20:09
夏の週末
晴れれば酷暑のこの季節、週末も少し仕事があって、職場へと向かった。 朝は恒例となった、バターと生卵を入れて泡立てた飲み物。 木の実と小魚を齧って家を出る。 早朝にも関わらず道は込み合っている。 午前中、同僚と仕事をこなし、提供された弁当をはんぶんだけ分けて食す。 レンコンとひき肉の団子、きんぴら、大根、そして白米のご飯。 真昼に途中買い物に立ち寄りつつ帰宅。 平飼いの卵10個、無農薬の野菜少々、フェアトレードの珈琲、米酢、マグロの水煮缶詰など。 帰宅後、洗濯、料理、片付けを平行し... ...続きを見る

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2016/07/02 17:58
すべてが許されると思うとき
 だれかが自分自身より恵まれた条件を与えられていると思うとき、あるいは自分自身が「不当に」恵まれない状況に置かれていると思うとき、様々な不正さえもその自分には許された権利だと思えてしまうのだろうか。  それが都知事であれ、少ない椅子を奪い合う雇われ職人であれ。  舞台は戦況悪化の小国、都心の商社本店。戦況下、会社の仕事は行き詰る。いっぽう、生活に逼迫した役員の親族が女子社員の少ない椅子を求める。椅子を明け渡すのは末席に座る二人のうち一人。ある事件をきっかけにこの決定はあっけなく下される。勤務... ...続きを見る

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2016/06/14 19:13
こころほぐれるとき
 長い間、記事を書き継ぐことができなかった。  タイトルだけ起こしてそのままになったもの、U−3行書き次いであとが続かなかったもの。  身体の調子が思わしくないこともある。  どこが悪いというほどではなくとも、一日の疲れをいやすためのあれこれにこころを砕き、そのほかの時間は残されていない。  その毎日にも、ほっとするひとつふたつの出来事はあるのだが。  街の郊外につながるターミナル駅近くの集合住宅。便利さを求めて人々が集まる。敷地内の駐車場へ遅れてたどり着く若い人がいる。ベビーカーとい... ...続きを見る

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2016/06/13 06:59
父の庭のクレマチス
書店の店先に平積みにされた雑誌にクレマチス特集の文字が見えた。園芸放送のテキスト。 1950年代後半、父30代終わり、移り住んだ家には小さな庭があった。 花や実のある植物をあれこれ寄せ植えた中に、父に貰い受けた深い紫のクレマチスの鶴があった。 坂道をくねくねと上って数分のところに父の友人の数学者が住んでいて、様々な種類の薔薇、ギリシャ原産とかいうアカンサスなどを気前よく分けてくれていたらしい。 クレマチスもその一つだった。 のび放題の木々の影で鮮やかに咲くクレマチスを、家族は愛でた。 ... ...続きを見る

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2016/04/26 17:49
うしろめたさが蛇の道へとみちびく
おなかがすいてふらふらだった。 そのとき、棚から牡丹餅をくらったとする。 そっと周りを見回しても、落ちてきたのはわが身の下だけである。 みつかれば、なぜおまえが牡丹餅を食べるのだと責められるにちがいない。 ...続きを見る

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2016/03/16 18:14
リア王の憂鬱
憂いに満ちた王よ あなたの気持ちを引き立てたのはなんであったろう とおい昔に身罷った母の優しい言葉、はげまし あなたは強い子 あなたは正しい ...続きを見る

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2016/03/16 18:06
旅立ちの置き土産
老いた人がいる。 すでに人生の残り少ない日々を数えている。 仕事だけの生涯だった。 残りの日々で知り合った若い、しかし婚期を過ぎた女性と旅をする。 車とガイドを頼み、初めての土地を廻り、食事をともにし、美しい景色を背景に写真に収める。 ...続きを見る

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2016/03/13 18:09
2011年6月
最後の食事 > ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0 あのことがあってから、食事の度にこれが最後かもしれぬと思うようになった。 薄紙をはがすように、見えてくる事態。 しかし、それはことの発端となった、3ヶ月前のあの日からわかっていたようにも思う。 圧力容器の破損、そして格納容器の損傷。 冷却されているはずだった莫大な量の使用済み核燃料。 受容しがたい事態の進展。 海ばかりでなく地中にもれ出た核燃料がどのようになるか。 地下水脈は、そして地層の構造は。 ... ...続きを見る

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2016/03/13 16:16
2011年4月
春の風にのって > ...続きを見る

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2016/03/13 11:12
2011年2月から3月
以下に再掲する。 ...続きを見る

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2016/03/13 11:04
タングルウッドと小沢征爾音楽塾
小沢征爾が率いる若い人たちのオペラコンサートが当地で開かれ、同僚が出かけたという。 タングルウッド音楽祭とそこでの研修会を連想したが、その同僚はサイトウキネンオーケストラの方が原型ではないかという。 口をついてでたのがタヴィストックという、似て非なる名前だったのはご愛嬌。 改めて、タングルウッドのことを調べた。 ...続きを見る

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2016/03/06 07:47
日々のことば(1) 奇しくも 
キシクモ 土曜日の昼、聞くともなく聞いていた放送。 突然、この言葉が耳に障った。 奇しくも(クシクモ)のことではないかと疑う。 しかし、発した人はわが国の超有力大学の先生である。 こちらがまちがっていたかと辞書で調べるものの、いいや、たしかにクシクモとある。 思いついて確かめると、クスシ=奇し もある。 ...続きを見る

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2016/03/05 20:57
リモンチェロでカクテル
東京の有名カクテルバーの話を聞いて、就職1年生のころ、職場の老先生が見せてくれた見事な手さばきを思い出した。 台所の棚を探ってみると、しばらく使っていないリモンチェロが見つかった。 シークワーサーと氷、それに生姜の蜂蜜漬け。 まとめてステンレスの水筒に入れあの8の字の回転をかけてガチャガチャ。 どんなもんだい。 小さなグラスに注いでできあがり。 いつもは紅茶を入れている350ccの小さな水筒がシェーカーに早変わり。 ...続きを見る

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2016/02/27 19:33
一歩一歩、薄暗がりに踏み込む
山間の渓流にかかった橋の上で、「若い人たちはよいですね。私たち年寄は、一日一日うす暗がりに入っていくようで・・・・」 そんな言葉を聞かされたのはもう40年以上も昔のことでしょうか。 そのとき、その女の人は今の私よりもう少し若かったような気がします。 遠い未来のことのように思われた道のりの向こう。 しかし、振り返ってみれば30代には30代の、40代には40代の、そして50代には50代の、さらに60代にも70代にもそれぞれの峠があり、その峠を越すことなく身罷った人々がありました。 鼻から先... ...続きを見る

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2016/02/17 15:27
弧冬
須賀敦子がコルシア書店で過ごした30代の日々を本にまとめたのは60代になってからだった。 彼女が帰ってきた日本ではすでに「関係性」重視の言説が騒がしかった。 ...続きを見る

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2015/12/15 18:12
be trampled or step aside
遠い昔のことだ。 議論に議論を繰り返していて、ある同意に達する。 しかし、同席した一人が、翌日には理由無くその同意を覆す。 まるで、そこにいないだれかに指示されてきたかのように。 理由は言えない。 自分自身で考えて得た結論ではないからだ。 力を持つ判断というものがあるとして、それは議論を尽くして得られ、共有されるものではなく、ここにはないどこかにあり、そこへの距離によって分け与えられるものであるらしい。 このことがどこかで確かめられ、突然、面前の相手は踏みつけにして構わないと思いな... ...続きを見る

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2015/11/17 20:51
幽霊の正体見たり枯れ尾花
人々は何を恐れているのだろうか。 その昔、本気で革命をおこそうとしている人々が少なからず存在し、あるいはその存在が人々に信じられていたとき、その組織の正体を明らかにすべく、別件で、あるいはとるにたらない罪状で捕らえた人を拷問にかけ、死に至らしめたり、あるいは転向を強いたりしたと人々は伝える。 今を生きる人々が、本気で革命を企て、その企てとそれを実現する組織とが明らかにならないように情報統制と組織防衛を徹底しているというのだろうか。 ...続きを見る

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2015/11/15 18:16
最後の抵抗
 今の世の中、たくさんの迷路を準備することでしか、怒涛の流れを食い止められないのかもしれないと、そのように思うのです。  人々の発想がぬかるみのなかの轍にはまっていくように、いくぞいくぞと除けたい方向へ導かれていく。  水か流れる別のでこぼこ、いくつもの絡まる水路を拓き、わだちへと進む道筋を変えていかねばならない。 ...続きを見る

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2015/11/11 15:02
冷たい雨の向こう側
月は有明。 月の暦では長月の末。 27日であろうか。 その月は時雨雲の向こう。 1年の終わりが見えてきた。 これを月の暦で見ても、あるいは年度に換えてみても、はたまた、ひきうけている仕事の流れで見ても、最後の峠を過ぎてあとは下り坂である。 映画をいくつか見た。 集めた情報の印刷物や市販のパンフレットが雑然と散らばる。 まとめてファイルに入れ、棚に収める。 もうこのくらいにしておこう。 仕事の区切りをつけるために時間を使わねば。 ...続きを見る

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2015/11/08 09:42
運河沿い、橋のたもとのレストラン
夏の終わり近く、ストラスブールに10日ほど滞在した。 街をぐるりと廻る運河の外、植物園に面した建物の最上階にある小部屋はほとんど使わず、中心街の足回りのよいところに宿をとった。朝夕の食事はそこの調理設備を使って簡単に済ませる。昼はほとんど外に出て昼だけの定食をとる。 街の中心が近く、総菜屋の階段をあがったところにある店。 主菜の一皿、それに前菜の一皿と希望のデザートはそれぞれ選択で。何種類かのパンをかごに入れて沿えてくれる。この店は1週間のメニューが店の入り口に貼り出される。魚料理の日、豚... ...続きを見る

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2015/10/25 13:33
生きる場所を選ばないという選択
ヘッドハンター、高級転職援助業。 社長の若い女性が言う。 ...続きを見る

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2015/10/21 09:21
オイディプスよ汝自身を知れと神は告げる
自らを護るため、家族を護るために あなたは旅に出た。 自らを護るため、家族を護るために あなたは行く手を阻む人々を殺めた。 自らを護るため、家族を護るために あなたは敵を倒した。 神は告げる。 汝自身を知れと。 分け入る先に現れてくるのは 自らを傷つけ、家族を殺めてきた自分自身。 そして、すべてが消えた荒野から、あなたの影さえも消える。 ...続きを見る

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2015/10/09 22:03
oppotunism
 Opportunism is the conscious policy and practice of taking selfish advantage of circumstances – with little regard for principles, or with what the consequences are for others. Wiki… ...続きを見る

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2015/10/03 06:00
「完璧な一日の仕事」3年半の後
「完璧な一日の仕事」について  2時、3時に目覚めるのは早すぎる。4時、横になったまま、ゆるやかな柔軟体操。足をグルグル、手をグーパー、グーパー、眼の玉をグルグル。少しずつ、身体を慣らし、シャワーを浴び、身支度をする。5時、食事と必要なものをまとめて出かける準備。5時45分には家を出る。30分車を走らせて途中で休む。30分ほど、コーヒーを飲みながら新聞や雑誌に眼をとおす。6時45分まで。7時15分に仕事部屋に到着。机の上を整え、一日の仕事を始める。主な仕事を午前中に終え、昼には休憩し同僚とはな... ...続きを見る

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2015/09/29 19:40
白銀週間の食事
食事のシステムを組み替えた。 麦を避けるという一事により。 基本を玄米に。 食事らしい食事は一日一回。 ...続きを見る

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2015/09/21 19:52
「Grace of Monaco 弱小国の自立」について
「Grace of Monaco 弱小国の自立」について 西に圧倒的な軍備があり、東の海の彼岸に70年を経てなお支配権を主張し続ける大国がある。フランスが支配権を主張する公国、そしてカトリック教会の影響力、アメリカを代表する経済力。これらを秤にかけ緻密な計算のもとに自立性を築く。かような知恵奢が危機の中で求められる。いずれかに完全依存することにより、かえってバランスを崩し、より大きな危機を招くこともあるだろう。 ...続きを見る

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2015/09/21 19:32
地下に蠢くもの
「水仙の香り」について イギリスのテレビドラマを見る。 時は第二次大戦中。 かの国はナチスドイツを迎え撃つ。 ユダヤ系の人々や関わりのある人々がドイツや欧州本土から逃げてくる。ベルギーも、オランダも陥落する。 反ユダヤによる地下組織。国策に抗い、ドイツとの同盟を画策する。もう1週間もすればイギリスはナチスドイツの支配下となる。そうすれば、直前の殺人事件も、盗難も、すべて反故に付される。来るべき世のために、ホテルを乗っ取り、財産を手中に入れる。戦時とはかようなことであるのか。 戦時下の刑... ...続きを見る

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2015/09/21 19:13
流されて行き着く先
 予見された悲劇。それを回避しようとあらゆる努力をする。しかし、その努力の一つ一つがことごとく、予見された悲劇の実現へと展開していく。  ソフォクレスのギリシャ悲劇のひとつをそのように伝えたのは高等学校の男子生徒であった。今から50年も昔のこと。ベトナム戦争反対運動協力が意味するものへの疑惑とともにその少年は時の流れから自らを疎外していた。  30年ほど経って1995年1月、阪神地方の大震災があり、それから10年ほど後、2006年の大阪・梅田は安定した生活の根拠を喪失した人々であふれていた。... ...続きを見る

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2015/09/19 22:24
午後の憂鬱
理由のわからぬまま、気鬱に悩まされる。 そのようなことは、時にある。 配慮に欠けた言動のその波紋。 あるいは解決されぬままに持ち越された過去のあれこれ。 気鬱の源を断ち切るために何者かに頼ること。 人の力を借りること。 あるいは何者かと同一化することで安定の手だてを打とうとすること。 ...続きを見る

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2015/09/16 21:34
陽水covers ... 
井上陽水が歌うのを久しぶりに聞いた。少し前の、ほかの人の手になる歌。松任谷由実「リフレインが叫んでる」、永六輔・中村八大「黄昏のビギン」、吉田拓郎「リンゴ」、フォーク・クルセダーズ「あの素晴らしい愛をもう一度」、来生えつこ・来生たかお「シルエット・ロマンス」。しわがれた、天国も地獄もともに知り尽くしてくれているような声で。そして、それらのすべてが幻のように流れていく。荒井・松任谷由美、吉田拓郎、そしてフォークセの加藤和彦、同時代を生き、或はすでに身罷った、作り手のそれぞれについて、何も語らないの... ...続きを見る

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2015/08/30 00:49
フランス滞在日記
一年ぶりのフランス滞在。 報道専門番組を見ている。 ...続きを見る

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2015/08/25 18:19
羽仁進 「不良少年」と「午前中の時間割」
学生時代、学内の映画研究会、通称映研が活発に上映会を開いていた。その主力メンバーは後に学外に上映団体を作り、大きな興行成績を見込めない作品の上映会を続けた。羽仁進による「不良少年」はまだ入学して間もない時期の春の大学祭の連続上映の一部であった。不良少年は1961年公開、午前中の時間割は1972年公開されている。寺山修司と組んで作成した初恋地獄篇は2作の間にある。 ドキュメンタリー映画を擬して作られたこれらの作品の素人っぽさ、過剰の素朴さは多分意図されたものだろう。ハリウッド系劇場映画に慣れた人... ...続きを見る

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2015/08/14 21:18

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