テーマ:日記

あなたのために 

地下鉄の乗換駅。 新線は8分から10分の待ち時間がある。 ぞろぞろとホームに並ぶ。 待ち続けて到着した列車の入り口で列が崩れる。 身体の不自由な人、おなかに子供を抱えた人のための優先席に二人連れの女がなだれ込む。 こっちこっち。 あっけにとられて反対側にまわる。 女子高生が立ち上がって席をゆずろうとする。 よいのですよ。…
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よい日をどうぞ 

こんな風にかける気楽な言葉があるとよいのに 病院の入院病棟。 上下するエレベーターに乗り込んだ老夫婦。 おとうさん、いま何時だろう。 5時15分ですよ。 手元の腕時計をみてこたえる。 むかしは、どこにも時計がかかっていたのに、今は見なくなりましたね。 そんなふうに言葉を添えて。 わしももっとるんだが読めん…
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夕べに道を聞く

月曜日の夕方、中央駅近くの店で待ち合わせをする。 近くにあるはずの大型書店で時間をつぶせばよいと早めに駅前にたどりつく。 とりあえず、場所を確かめておいてからと目的の店をめざす。 それがこのあたり、とおもうあたりに店の顔がみえてこない。 何度も回った挙句、前を通り過ぎる女の人に声をかけてみる。 〇〇ですか さあ、という間…
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昨日のままではない今日

昨日から不連続に展開される今日、そして明日。 とりあえずは無事に過ぎたこの地で、秋の祭りが開かれる。 でも、今年は参加者が少ないと主催者はいう。 昨年をしらぬ身は、あいまいな表情をするほかない。 災害と、増税が重なる。 駐車場料金の値上げ。1時間200円で済んでいたところが40分が単位時間に。 食料原材料の税は据え置きと…
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眼鏡の修理を頼む

 午前、出がけに眼鏡を拭いていた。おや、と思ってよく見ると鼻パッドが片方ない。明かりをつけて周囲をさぐるとたしかに丸いゴムのようなものが見つかった。昔、設えたものだけれど、軽くて外出用にはいちばん具合がよい。  昼食の後、出直して、近くの眼鏡やを恐るおそる訪ねた。  もうずいぶん昔にこちらで作っていただいたのですが。  点検し、古…
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秋の日々 一週間の食事  (後半)

木曜日 朝 バター珈琲 バター7g ココア小さじ1 めずらしくフレンチトースト タマゴ1 牛乳少々 バゲット一切れ インチオイル少々 木の実少々 昼 KEYOEN 豚ロースのステーキ黒コショウ ポテトサラダ 刻みキャベツ 白米 ほうじ茶 午後 栗羊羹 ほんの少し(厚さ五㎜ほど) 緑茶 夜 ヨーグルト 黒ゴマきな粉 抹茶 ルイボス…
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ぼおっとする時間

土曜夜の会議がおわり、ベランダの椅子でひとり時間をすごす。 むかし、 若い人が、何もしないでぼおっとしているんです、 そんなふうにいうことばにずっと心惹かれていた。 思慮深く見えるその若い人の言葉に。 そこには、メロン農家のその父親が仕事に一区切りつけると四万十川につりにでかけるという話が撃ち込まれていた。 河口付近の淵…
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久しぶりの家ご飯

思い立って昼ご飯を設えることにした。 とはいってもほとんど作り置きのもの、その他は下準備したもの。 前菜はきゅうりの梅酢つけと鰯の梅干し炊き。 主となる皿にはなす、小松菜、赤玉ねぎの酢漬け、紅生姜、それに赤鶏の胸肉を檸檬塩に漬けたもので6分の蒸し煮。 皿にあらかじめ熱に強いオメガ3のオイルを敷き、盛り付ける。 ご飯は玄米、…
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月日荘に出かける

月日荘、つきひそうというらしい。 日本風の民家、駐車場は一台分だけ、至近の地下鉄駅から歩いて15分とある。老人のおぼつかない足取りでは多分25分。 入場限定の特別なサロンのように思われて、なかなか、出かけられなかった。 その月日荘に行ってきた。 日曜日、外で食事をし、家人を送り届けてから、思い立って。 小さなパン屋の人が、…
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土曜日の朝:火周りの掃除と仕事場

特に決めたわけでもないけれど、何もない土曜日の朝、掃除をする。 今週は台所。 ガスコンロのごとくや内部の受け皿を外して食洗器に入れ、台全体と周り、ステンレスの壁を少し丁寧に拭き掃除。 重曹も使って。 湯を沸かす、野菜を蒸し煮にする、エッグベイカーで目玉焼きをつくる・・ たいした料理もしないが、すこしずつ積み重なったよごれを…
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空間に線を引く 彫刻とデッサン展 碧南市藤井達吉現代美術館

9月23日が最終日という展覧会の招待券をもらい受け、早速家人を伴って出かけた。 現地まで車で80分。九重みりんのレストランで昼食をとってから美術館へ。 彫刻とデッサンを併せ、またその両者についての彫刻家の文章を配置。 心惹かれ、図録を求める。 砂澤 ビッキ 舟越 直木 長谷川 さち 舟越 桂 平面へのデッサン…
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10年目の浴室掃除

何をしていたのかとあきれる。 たしかに時々外して掃除をするようにという浴槽の側面に細かい字でかかれた案内には初めから気付いていた。 しかし、160センチはあろうかという浴槽を持ち上げてと、案内の細部は読み取れぬまま手を付けかねていた。 檸檬の切れ端に重曹をつけて水回りの掃除をするとよいと言われた。 たまたま檸檬をまとめて調理して…
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台所の幽霊

いつまでも続く残暑の中、一週間は何も進まぬままにすぎる。 金曜日の午後、思い切って冷蔵庫の中の使い残しを整理した。 次から次へと出てくる。 賞味期限を遠い昔に過ぎた食品のかずかず。 料理に使うつもりで一次処理した食材。 その日付も定かではない。 多忙の中、結局は使わず、外食ですませた日々、それらは幽霊のように瓶に詰まっている…
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映画『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』 を観る

『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』 (2017年/アメリカ/英語/205分/カラー/ビスタ/モノラル/原題:Ex Libris – The New York Public Library) 監督・製作・編集・音響:フレデリック・ワイズマン 昨晩遅く、姪から姉を通して連絡があり、それを目にしたのが今日の未明。 上映期…
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秋立つ

午前のうちに平飼いの卵をもとめ、その帰路、墓地をめぐる。 おかしなことと思いながら。 盆の墓参には少し早いもののすれ違う車がある。 さらにそのさき、おかしなことと思いながら、明日を最後に長い夏休みに入るというパン屋に立ち寄る。 いつもは塞がっている小さな駐車スペースが空いている。 炎天のお陰。 客のいないのを幸い、冷たいスー…
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木童工房のこと

木童工房の関西春樹さんが亡くなられた。それを半年以上も経ってから知った。 高山に年に一度の仕事で通っていたころ、夫人にお世話になった。 無沙汰の詫びをする間もなく。 工房は閉じるという。
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1週間の食事 2019年夏

8日間の遠出を終えて1週間経過。 集合住宅の管理組合理事の仕事、留守中の事後処理事項などで毎日が過ぎる。 北側の仕事空間に置いた松材の簡易机は留守中に防虫に浸したホルムアルデヒドが抜けるように扇風機の風をあてておいたけれど、まだまだ不安な状態である。ああ、やっぱり、思い切ってヒノキ材のまっとうなものをえらんでおけばよかった。 さて…
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1989から2019

 平成が今日で終わるという。  平成の31年間は昭和の64年間に比べればおよそ半分。大正の15年間に比べればおよそ2倍。明治の45年間に比べれば3分の2。  平和であったことを寿ぐといわれるが、大戦後の混乱期に生を受けたものにとっては、人生の前半期になじんできたシステムの根底的な改変に遭遇する年月であった。  国鉄の分割民営化、日…
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初夏の朝

初夏と書いてはたと首を捻った。 調べてみれば立夏は5月5日ごろという。 そして、初夏とはそこから梅雨入りまでの時期。 世の中は10連休とはやし立てている。 今日はその第3日。 もう初夏に入ったといっても許されよう。 仕事を退いてからは、休日といっても、さして格別のことはない。 それでも、身近な生活のあれこれはころを口実…
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「1週間の暮らし」について

「1週間の暮らし」について 選んだ後のみちすじを、考える。のちの日々のある1週間は。 当面は一部を切り崩し、残りの仕事を進める。 たくわえの途切れたところで終わりがやってくるだろう。 堀田善衛、スペインから戻り、逗子に落ち着いてのち10年。 大きな仕事机を新調し、ミシェル・ド・モンテーニュの歩みをたどり5年。笈の文箱 を整理し5…
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踏み入る先

堀田善衛「ミシェル 城館の人」全三巻の終わりまでたどり着いた。 十年前にゴヤを扱った映画を契機に、堀田善衛作家生活前半の仕事をまとめて読んだ。「若き詩人」「ゴヤ」「明月記」。堀田善衛、60代までの仕事。 今回は周辺から描かれた回想記と70代前半の仕事。 ミシェルは堀田善衛、70代前半の仕事である。 彼は取り組んでから10…
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名古屋隠居道 隠居暮らし一年

起床5時半。湯を沸かし、かたわら台所の整理。 昨夜洗っておいた食器を棚や引き出しに納める。 洗った瓶を片付ける傍ら昆布と煮干しのだしを準備する。 併せて乾物類を入れている引き出しを点検、整理。 口を漱いでゆっくりと白湯を飲む。 鉄瓶から湯を移し、鉄瓶の水をきる。 布巾を洗い上げ、干す。 隠居の婆にも仕事はおとずれる。 …
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堀田善衛 「広場の孤独」を読む

堀田善衛をまとめて読んだのは10年ほど前。 昨年は生誕100年、没後20年ということで池澤夏樹ほかによる「堀田善衛を読む」、堀田百合子による「ただの文士 父 堀田善衛のこと」が刊行された。少し重たい、この時期に引き込まれるのはなどとぐずぐずしていて、家人にだけ勧めていたのだけれど、ついにあれこれ読む羽目になった。昨夜は標題の「広場の孤…
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冬の花火

昨日は行きつけの店の閉店を惜しむ展覧会、花火。 その最終日だった。 客がおしよせ、展示された作品が次々と持ち帰られていく。 狭い店内からあふれた人が入り口から押し出されて扉の外で立ち話をする。 若い人に声をかけ、叱咤し、援助をしていたことを知っている. 最近のわかいもんはと苦情をもらしながら。 そんな教室の末席を借りてい…
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2019年 正月

年末に堀田善衛を読.む、昨年後半に雑誌の特集。 家人が書棚の文庫本を拾いだして読んでいる。当方がゴヤの映画をきっかけにまとめ読みして いたのはいつのことだったか。 彼の生は1918-1998.。わが父の生が1916-1999。 ともに二二六事件のおり在京中。 堀田善衛 17歳 父 19歳 芥川賞受賞作となった広場の孤独は19…
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街は歳末の賑わい

 暮れも押し詰まった日の午前、近くの商店街へ用を足しに出かけた。隣接する百貨店から荷物を抱えた人びとがあふれてくる。もしやと見れば開店は通常より一時間早めたとの看板がある。人ごみの中を、家人と前後しながらゆるゆると移動する。四つ足から二本足、そして三本足、それぞれにその三本足で。銀行ATM、新聞、のしもち、菜、みかん、新書版2冊、百貨店…
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手元の記憶

43年使った研究室を片付けている。 研究費で購入し、図書館に返却すべき本を少しずつ返して来た。 あと残り208冊とリストが到来したのが3週間ほど前。 講義の集結をにらみながら、整理に励み、教室にいた学生のグループに頼んで、整理の終わった本をまとめて運んでもらったのが1週間ほど前。あと残り36冊とざっと計算。書架の上の方、ラベルがカ…
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雪のあいさつ

 数年に一度の寒気という。朝からまるで北ドイツの冬さなかのような鈍青色の雲が層をなす。  古い住居の水回りに手を入れる。その工事をあらかた見届けて仕事場に向かう。  雪の予報と寒さに身がすくむが、いくつか気になる仕事があり、明日の雪道を考えれば、今日のうちに片付けるより無い。  夏から続けている書籍の整理。いくつか残った講義や演習…
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寒中見舞い

 少し前に寒の入り、小寒。あと二十日ほどは寒の内。  暦によれば今日は旧暦霜月28日とある。  寒の入りとともに師走は追いかけて来て、春がその向こうに臨まれる。  それが150年もまえの人々の生活であったのか。  年賀状とそれをおいかけての寒中見舞い。要はたかだか百年有余の習慣なのかもしれぬ。  ぼんやりと新年を過ごした後、3…
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休日の散歩道

土曜、日曜、月曜と休日が続いた。 土曜は整形外科への通院と日用品の買い物、日曜日は蔵書の整理と本屋。そして、ようやく月曜日にぶらりと近くの百貨店へ出かける。ぶらりぶらりと家族連れを眺め、一休みと菓子屋が営む喫茶室に入る。 底に溜まった澱をかき混ぜて、また静かに沈むのを待つ。 喫茶室には備え付けの雑誌がいくつかある。 BRUTUS…
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