余滴というには贅沢な

恩師から本をいただいた。
研究者による研究生活余滴。
そんな風に表現してはもったいない。
一つ一つの話題からさまざまな問題に連想が展開し、あたらしい仕事につながっていきそうな楽しみがある。

学生時代、研究法の演習での経験。
3年生が論文を選んで紹介する。
紹介と討論に続いて先生がよもやま話をする。
研究余滴。
半世紀近くを過ぎて思い出すのは紹介された論文や討論の中身ではなく、そのあとの話。
研究に一番手間取ったのはどこだったか。
加齢による変化の節目をどうみるか。
若い男女の関係についての観察。
大学院の研究法演習ではそれぞれの研究テーマに応じて、研究で使用する言語の問題を中心に発表をする。
なかなか話題提供に届かない大学院生を前にして、先生がテーマに関連して読んだ本への評論や、身辺の関連する話題につながっていく。
4月から始まったこの演習はその先生の急逝によって中断されてしまった。

受け取った本は余滴というには贅沢なその学部と大学院2回の研究法演習を思い出させてくれるものであった。

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