自分自身への警戒を怠った結果

ある大学院生が修士課程修了課題で作成した映像作品が映画として劇場上映されて話題に上っている。
その人からインタビューを受け、作中に登場している人たちの中にこの公開に異議を唱えているひとびとがいる。
Youtube には、映画の予告編も、第三者による作成者へのインタビューも、批判側の主張も掲載されている。

その、インタビューに応じて映画に取り上げられた論客のひとりが、無名の学生だと思って「油断してしまった」という発言をしているのが耳に残った。
騙されたと。

映像になって自らの姿を改めてみて、さらけ出された自らに慌てた。
そういうことなのか。
自分が信じていたこと、自分自身を説得したいと思っていたことへの疑念があからさまになったこと。
何の疑念もなく思い込もうとしていたこと。

油断していたのは自分自身の甘さ。
警戒しなければならなかったのは他者に対してではなく自分自身に対して。


公正な論争の場に必要なのは単に強弁を敢行し合うのではなく、双方が自らに懐疑という警戒心を持つことであろう。

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