映画「グリーンブック」を遅れてみる

近くの映画館でグリーンブックが上映されるのを知ったのはひと月前。
待ちに待って初日一番に飛び込んでみたが、すでに客席はあらかた埋まっていた。
イタリア系移民一家のヤンチャなおとうと教養ある人々の隊列に加わった孤独な黒人音楽家。
1960年代はじめアメリカ南部への演奏旅行行脚。
おとうは読み書きもおぼつかない。小学生のように鉛筆をなめなめおっかあに手紙を書く。
音楽家は綴りを直し、詩のように美しい文章を唱える。
おとうは大都会の闇に接する、社会規範ギリギリのところに生きる。
音楽家はwhite american が築いてきた教養と正義のルールの中に身を置こうとする。

人種問題だけに回収できないアメリカ社会の複雑な状況をそれは伝える。
1962年を舞台にしてさえ。

この映画はおとうの息子が参画してできたという。
それだけにおとうとその家族は陽画として鮮やかにいっぽう音楽家の姿は謎に満ちている。

おとうには家族があり、温かい明りのともる茶の間が待っている。

城の主人となり、玉座に座る音楽家には執事が待つだけである。

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