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旧正月も今日でおしまい。 織田にゆかりの城跡につくられた神社から配られた暦には旧一月の晦日とある。 陽射しが明るく,夕方5時をすぎてもまだ窓を照らす陽が高い。 毎日、打ち合わせ、会議、事務仕事の繰り返しで過ぎる。 昨晩は少し早めに切り上げて本屋に立ち寄り、外で食事をする。 いつもの店である。 温野菜の一皿と鳥のから揚げ、それに漬物。 程よい食事。 ほどよい付き合いというのは難しいものだ。 中学生の頃、波多野勤子という草分けの発達心理学者がいて、その人が書いた中学生向きの本を読んだ。自分の居場所を探すのに、背伸びをするな。余力を残せ。今考えればそのような内容であった。 高等学校も大学も、それで選んだ。十分余力があるように。 皆が精一杯背伸びをしてぎりぎりで受験校を決めるときに。 学校で進学指導をするほうは残念がった。 おまえなら入れたのに。 向上心がないと受け止めたかもしれない。 振り返ってみてほんとうにそれでよかったのかと思う。 自分に余力をと周囲を整える。 周りはそれにつれて、余力を失う。 自らの余力でもって補おうとして、何かを損なう。 「奪う」とか「与える」、単なる力の移転では説明できない力学がある。 背伸びすれば開けたかもしれぬ視界が、助けになってくれたかもしれぬ。 |
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